大脳の特性と問題解決法


大脳の特性を踏まえた問題解決法
私達の普段の生活では、様々な問題が発生しますね。

家庭では、水漏れが有ったり、家電製品が故障したり、
ガス器具が不具合になったりで、そのたびに対応が必要になります。

水や電気、ガスに関係する問題の場合はどうやって解決しますか?

そうですね、自分で直すことも有るでしょうが、大部分は専門の業者に修理を依頼します。

つまり、問題解決を外部へ依頼することになります。

先ほどの、水、電気、ガスに関する問題が直ぐに解決するのは、それぞれの専門家が、その分野で沢山の背景知識を持っているからですね。

例えば、水漏れであれば、修理の専門家は、耳や聴診器を水道の蛇口に当てて、水が漏れている場所の検討を付けます。

次に、床下へもぐるなどして、目視で水が漏れている現場を確認します。

そうしたら、外部からそこへ到達できるように、床や壁を剥がして漏れている水道管に触れるようにします。

水道管に直接触れるようになれば、それを新しい水道管に交換できます。

漏れていた水道管が新しい水道管に交換されることで、無事に水漏れの問題が解決します。
この一連の過程を纏めると、先ず、水を使わないのにメータが回っている⇒メータの先で水漏れが在る⇒水道栓を閉めても漏れているので水道管から漏れている⇒漏れている水道管を特定する⇒漏れている水道管を交換するということで解決しています。

このように、問題は、ひとつひとつ原因を探ることで解決していきます。

ところで、夫婦でのいざこざ、近所との折り合い、子供の不登校など、人が関係する場合はどうしますか?

深刻な場合は、カウンセラーなど、外部の専門家の手を借りることになりますが、基本的には、自分で何とかしようとしますね。

ところが、人が絡む問題は、なかなか解決が難しいことが多いです。

問題を起こしている人を非難して解決しますか?

問題を問題のまま抱えていると大脳は、その問題を脳の中でぐるぐる回しをします。

この状態はとても非生産的で頭が疲れ、ストレスがたまります。

ではどうしたら良いのか?
先ず、問題を因果関係のツリー図で捉えます。
会社を例にとって考えてみましょう。
ある会社では、経営が赤字基調になってきました。どうやってこの問題を解決しますか?

では、赤字の会社の場合はどうでしょうか?

何故赤字になるのか?

赤字は、収入よりも支出が多いことを意味します。

支出がそれほど変化が無いとすると、収入が減ったことが赤字化の最初の原因です。

収入は売上から生じますので、何故売上が減ったのか?
の原因を検討します。

市場で競合製品に負けていることが第1の原因と分かります。原因は一つとは限りませんが順番に検討します。

何故競合製品に負けているのかを検討して、容器のデザインに魅力が乏しいことが問題だと分かります。

そうすると、魅力あるデザインの容器の商品を市場へ投入すれば良いということでこの問題が解決します。

上記のように問題を解決するには、何故?、何故?を何回も繰り返して大元の原因を探ります。

赤字化の原因は、これ以外に営業力の低下、原料材料の高騰、などが挙がります。これらの直接原因の下にそれぞれ次の原因を記述して因果関係のツリーを書いてみます。

因果関係のツリーを書くには、ブレインストーミングをやると見落としが少なくなります。
3人集まれば文殊の知恵ですね。

また、結果をマインドマップなどに纏めると見通しが良くなります。

上記のように、因果関係を追いかけることは、実は大脳の特性に良く合っています。

人間の大脳は深化の結果として、物事の原因を常に探すという強い傾向を持っています。

例えば、部屋の中にボールがころころといきなり転がって来たら、猫はボールを追いかけます。

でも人間は、どこからそれが来たのか、誰が投げたのかとボールが来た方向を見ますね。

大脳は問題を抱えているとぐるぐる回しをすることになりますが、それは安定した状態では有りません。

嘘でもよいので、原因を知って安心したいのです。

先ほどの問題解決の手法としての、なぜ、なぜ・・・を繰り返すことは、大脳の自然な傾向に沿っていますので、実行することに抵抗は少ないと思います。

ところで、大脳が問題を抱えているもやもや状態を嫌うのは、大脳の省エネ要求から来ていると考えています。

つまり問題発見から解決までの一連の流れが確認できるとそれは物語として、記憶の中にしまわれて大脳はその問題を考えてエネルギーを使わずに済むからです。

ところで、大脳の省エネモードから来る落とし穴が有ります。それは、思い込みです。

幅広く模索をする必要があるにも拘わらず、納得できる原因が見つかるとそこで思考が停止してしまうことが良くあります。

思考停止になることで大脳は信号処理のエネルギーを減らすことができるので、そこで止めたいという傾向を持っていますので、要注意です。

これを避けるには、無意識からの声に耳を傾ける必要があります。
本当にこの原因だけでしょうか?と無意識に問いかけるのです。

具体的には丹田に向かって問いかけると良いです。

無意識を活用することで、漏れの少ない厚み、深みのある問題解決が可能になります。

思い込みを避けて、柔軟な思考力を手に入れるには???

自分全体のことを大脳の判断に委ねるのではなく、身体の声に従うことです。

でも、大脳による縛りはきついですよ。

そもそも大脳は身体を大脳のために使おうとしますが、進化の過程から
見ると、大脳は身体のためにあるのです。

大脳に言い聞かせましょう、身体を縛ることを止めて、身体の保全に
専念してね。

これからのことを考えるのが大脳の本来の役目。
アイデアもその未来志向の姿勢の中で出てきます。

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大脳と人間の進化


発明・アイデア・発想ブログ
大脳進化論」の乙部です。

言語を話し、抽象的なものごとを考えることのできる
大脳を人間は持つことによって、他の動物と区別
されています。

人間を特徴付けている大脳も35億年掛けた進化の
成果です。

進化について簡単におさらいをしてみます。

最近、人間の祖先について新しい研究成果が発表されました。

ナメクジ魚のゲノム解析:国立遺伝学研究所

これまでは、脊索動物の中で一番最初に現れたのがホヤの仲間(尾索類)で、次にナメクジウオの仲間(頭索類)、そして脊椎動物が現れたと考えられていました。また、脊椎動物の進化に伴って全ゲノムの重複が2回おこり、それが複雑な体づくりを可能にしたのではないかという大野らの提案もありました。
今回のナメクジウオゲノムの解読は、脊椎動物の進化についてダーウィンの進化論発表以来の懸案となっていた問題を一気に解決し、脊索動物の進化と脊椎動物の起源を明らかにするものです

ホヤとナメクジウオの遺伝子を比べたところ、ホヤよりナメクジウオの方が古い動物であることがわかりました。また、ヒトとナメクジウオの遺伝子は少なくとも6割が共通しており、遺伝子の並び順も似ていることがわかりました。今回の新発見によって、これまで図1のように考えられていた進化 の道すじが、図2のような進化の道すじであることがわかったのです。

ナメクジウオゲノムの解明によりヒトへつながる脊椎動物への進化をたどる:国立遺伝学研究所

https://www.nig.ac.jp/nig/ja/2008/06/information_ja/%E3%83%8A%E3%83%A1%E3%82%AF%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%82%AA%E3%82%B2%E3%83%8E%E3%83%A0%E3%81%AE%E8%A7%A3%E6%98%8E%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8A%E3%83%92%E3%83%88%E3%81%B8%E3%81%A4%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%8B.html

人間は、2足歩行をするようになって、手を自在に使えるように
なりました。

人間は哺乳類で脊椎を持っていますが、その祖先は脊索動物だといわれています。

脊索というのは、脊椎の前段階の組織です。

脊索動物の例として挙げられたホヤは、食べ物を入れる口と消化後の排泄物
を出す肛門が同じです。

動物にとって生きるためには食物の形で外部からエネルギーを取り入れなけれ
なりませんね。

海中を漂う小さな物体を口から取り込んで、栄養になると判断すれば
消化し、栄養にならないと判断すれば消化せずに外へ出すという判断
ホヤの腸の周りの神経網で行われます。

食物を効率的に取り込むためには、移動が必要です。

そうすると、手や足ができ、魚のひれができてきます。

また、外界の様子を知るには画像信号や音信号を取り込みその内容を判別
する必要があります。

その情報処理のために脳ができてきました。

つまり、脳は身体のために後からできてきたもので、脳のために身体
があるわけではないのです。

そして、脳は身体と密接に結びついています。例えば、事故などで手や脚を失うと
その部分を制御していた大脳のが委縮してしまいます。

ですので、脳だけを栄養液に漬けておいて脳の力を使おうとする発想は
生物学的には不可能です。

つまり、脳を上手に使うには身体を上手につかうことがコツになります。

ですので、新しいアイデアを考えるのに机の前で頭を抱えるよりも、
外へでて、散歩するなど身体から適度な刺激を脳に与えるほうが良い
ことになります。

進化からの教えは、アイデアを出す大脳は身体に支えられているので
身体を上手に使っての大脳の活性化です。

 

 

 

 

 

 

 

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アイデアと集団の知恵・・進化の教えるもの


発明を創るにはマインドが大切です。
発明とマインドについて一緒に学びましょう。


アップロード/挿入

発明・アイデア・発想ブログの乙部です。

私達の頭脳には約1000億個のニューロンが有ると
言われています。

各ニューロンには軸索という細長い腕が備わっており、
その末端部にシナプスという他のニューロンとの接続
機能を持っています。

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